原発賠償関西訴訟原告団代表の森松明希子さん。
国連人権理事会で発言されるため、スイスジュネーブに行かれてましたが、帰国後、MLなどでお礼のメッセージを流してくれていましたので、紹介します。
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福島原子力惨禍の被害に心をお寄せ下さる世界中の皆さまへ
2018年3月19日、スイスのジュネーブの国連人権理事会本会合でのスピーチを終えて、日本時間の23日(金)午前に無事帰国しました。
国連での発言が決まってから帰国するまでのあいだ、 様々なハプニングにも見舞われましたが、
これまで福島原発事故から丸7年という歳月の日々を全ての被災者・避難者とともに歩んで下さった皆さまのお力の結集ともいえるほどに、本当に多くの方々のお支えとネットワーク、連携とチームプレーで、無事、全ての行程をこなし、国連での発言を終えることが出来ました。
関わってくださった皆さま、心を寄せ続けて下さいました皆様方、本当にありがとうございました。
特に、今回の渡欧においての最大のミッションでもあった国連人権理事会でのスピーチにつきましては、日本語原稿から急なお願いと8時間の時差があるにもかからわず日本で待機したったの1時間あまりであっという間に英語翻訳してくださった洋子先生、1分半〜2分で確実にマイクの音声スイッチが切られてしまうという限られた時間枠の中で、どの言葉を選び、強調し、伝えることで福島原子力惨事がより一層明確に世界に発信できるかを共に考え6分ほどあったスピーチを3分の1に絞込む作業を現地ジュネーブで直前まで完璧なスピーチ原稿を練りに練って一緒に作り上げ英仏両言語で通訳をこなしスピーチ本番まであらゆるストレスを取り去り研ぎ澄まされた「骨太原稿」をともに作り上げてくださったくるみさん、母国語でない私の英語でのスピーチにフランスからスカイプ通信で、国連ストライキで3日後にスピーチが延期になったおかげで三日三晩さらに英語スピーチのレッスンにお付き合いし続けてくださったジョンさん、本当にありがとうございました。
このお三方の強力なサポートがなければ、決して実現できなかった2分ピッタリの国連人権理事会本会合でのスピーチでした。
本当に本当にありがとうございました。
渡欧中はずっとタスキを掛け続けて行動し続けてました。
ジュネーブに同行してくれた他の避難親子とともにあるということ、そして、私たちの後ろには沢山の同じ思いをもってそれぞれの場で黙ることなく声を上げ続けてくださっている全ての被災者・避難者の方々とともにあるということ、そして何より、声なき声、声にならない思いを抱いている人々とともにあるということ、その思いを力に変えたいとの思いからでした。
また、それと同様に、福島原子力惨事をご自分ごととして心を痛め共に考え声を上げサポートし続けてくださったすべての方々の思いに守られているようで、私自身の気持ちを落ち着かせ、勇気を持って行動できるために掛け続けていたタスキでした。
国連演説の道筋をつけ送り出してくださった皆さま、遠くても近くてもいつもともに歩んでくださり続けて下さる皆さま、本当にどうもありがとうございました。
国連でのスピーチは、一通過点に過ぎません。
現状、帰国して何一つ変わっていない、一般市民社会の声が反映されることない日本の現状(惨状)を目の当たりにしてはいますが、世界の方々は確実に一人でも二人でも気づく人はいるはずです。
特にフランスでの市民社会の意識の高さは途切れることない質問の数々、その内容に、私は大変感銘を受けました。
被害を受けるのも一般の人々であるのなら、それを変えることができるのも主権者である私たち一人一人なのだということ、それを国内だけでなく海外に出てもまた、知り体感することが出来ました。
まだ欧州に残って証言活動を続けてくれている仲間がいます。
一足先に日本に戻って来て、民主主義の根幹を揺るがす事態が起きているにも関わらず、 一見「見た目」だけは「平和」そうに見える日本社会ではありますが、気づい者がその責任を果たしていくこと、息切れすることなく、自然に、息をするように「個人の尊厳」が守られ平和のうちに生きることが当たり前にできる社会を取り戻していく活動にこれからも全力で取り組んで参りたいと思います。
これからもどうぞよろしくお願い申し上げます。
心から感謝を込めて。 森松明希子
スピーチ、ぜひお聞き下さいm(_ _)m
■字幕付きはコチラ
(ありがとう☆グリーンピース・ジャパン!)
https://www.youtube.com/watch?v=35hLjDjvyUk&sns=fb
※スピーチの機会を下さったグリーンピースの皆さまに心から感謝です!
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