さきほどKANSAIサポーターズのメーリングに流れていた情報をこちらでも共有します。
原発賠償京都訴訟を支援する会のMLで流れていたものがKANSAIサポーターズにも流れました。
東京地裁が保管していた証拠書類が開示され,これから全国の訴訟で使われるようです。
以下に、「福島原発さいたま訴訟を支援する会」のブログから引用します。
↓以下引用。
2016年1月28日(水)の第8回期日(さいたま地方裁判所)は、傍聴席も皆様のおかげでほぼ満席となりました。傍聴においで頂いた皆様、本当にありがとうございました。
次回期日は4月13日(水)15時開廷です。皆様の引き続きのご支援をどうぞよろしくお願いいたします。
第8回期日では、東電が本訴訟には関係ないとして、 これまで提出するのを拒んできた東電設計(株)が平成20年4月に作成した福島第1原発において、 津波高が15mを超えることを予測した検討結果を示した書類が弁護団によって入手され、本裁判で証拠提出されました。
これは、東京電力株主代表訴訟において、 東電が東京地裁に提出していたものですが、提出の際に、原告と証拠秘匿契約を結ぶことを条件としたため、これまで、一般に公開されていなかった文書です。
今回、東京地裁が保管する株主代表訴訟の証拠記録を、利害関係人として、原告ら代理人が開示を請求したのを受け東京地裁が、「開示するな」という東京電力の主張を退けて、開示したものです。
ここで明らかになることは、東電が、
・福島第1原発に、15mを超える津波高が予測していたこと
・非常用電源等が設置された建屋地下が水没することもまた予測されていたこと
・この検討結果を受けた会議録には「津波対策は不可避である」との認識も記載されていました。
・それにもかかわらず、なんら対策をとってこなかったこと
・そして、なおも、この重要な書類を一般に公開することを拒んでいること
・誰も責任をとることなく、今なお、自らの過失を明らかにする書類を秘匿し、これに誠実に向き合うことがない。それは被害者を冒涜するものである、
・・・と被害者の怒りを代弁する弁護団の力強い陳述が法廷でなされました 。
この証拠書類はこれから、全国の裁判で利用されることになる、 ということです。
また、避難が当然の権利であり、原発事故によってふるさとを奪われるという未だかつてない被害を原告らに及ぼしたこと、その精神的損害は甚大なものであり、裁判所の公正な判断を求める陳述もなされました。