森松明希子さんよりメーリスに挨拶が届きました。
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皆さまへ
謹んで新年のご挨拶を申し上げます。
新年早々、災害・事故が続いていますが、被災された方々に心からお悔やみとお見舞いを申し上げます。
国内避難を余儀なくされているすべての人のすべての基本的人権と人間としての尊厳が守られますようにと、心から願っています。
旧年中は、裁判傍聴応援をはじめ、法廷の内外でのお支えに、関西訴訟原告一同、心から励まされました。2013年の提訴から丸10年、東京電力福島原発被害を訴える私たちとともに、常に寄り添い、被害者の声に耳を傾け、ひとたび原子力発電所が事故を起こしたら周辺住民や市民は何を失い、手放し、どのような苦難が生じるのか、いつもご自分事としてご一緒に考えてくださいまして、本当にありがとうございます。
3.11(2011年3月11日東日本大震災および福島原子力惨禍の発災日)が、また、もうすぐやってきます。関西方面に避難した私たちを身近に支えてくださる多くの関西地域にお住いの皆さまは、1.17(1995年1月17日阪神淡路大震災)を忘れず、教訓を生かし、人々の命や暮らしを守ることに力を尽くしてこられました。
私たち原発避難を経験した原告も、原子力災害(核災害)の被害を知った者の責任として、今なお続く被害を、法廷では裁判官に分かるように、そして法廷の外では多くの市民の皆さんに共感していただき、ご一緒に次世代に手渡す未来が恥ずかしいものでないように、ともに考え、ご一緒に原発被害が二度と繰り返されない社会に変えていきたいと思います。
2022年6月17日に出された論理的にも倫理的にも説得力に欠ける不当な最高裁判決の影響で、それ以降、全国各地の高等裁判所は、最高裁多数意見に投げかけられた多くの批判や疑問に応えることもなく、裁判官自身が持っているはずの司法権の独立をかなぐり捨て、ただひたすら最高裁多数意見に追随する形で思考を停止させた不当なコピペ判決(コピー&ペースト判決)が続いています。
2023年の年末に出された子ども脱被ばく裁判や千葉2陣、東京訴訟の控訴審と市民・住民側にとっては意気消沈しそうなひどい裁判官の訴訟指揮や判決が続いています。
しかし、たとえこの国の司法が歪んでいたとしても、原発被害は今なお続いており、原発事故は終わっていないことに変わりはありません。
私たち被害者が黙ってしまえば被害をなかったことにされてしまいます。
今年は、原告一人一人が裁判官の思考停止を止めるべく、本人尋問の機会を通して直接被害事実を裁判官に訴えます。
関西訴訟は法廷内外で被害事実をできるだけ多くの人に知ってもらいながら、ブレることなく、あきらめることなく訴え続けてまいります。
大阪地方裁判所の大法廷を毎回満席にし、多くの市民の皆さまとともに、原発被害が二度と繰り返されることがないよう、ともに裁判所を監視し、また、裁判官には権利擁護のために、生活者の目線から乖離することない勇気ある判決を書いてもらい司法の公正さを取り戻してもらえるよう、ご一緒に力を尽くしていただきたいと存じます。
おひとりでも多くの人に原発による被害事実を知って頂き、被害を無視した悪い判決が続くというこの流れを2024年は変えたいです。
我が家はクリスマスもお正月も2011年の3.11以降、全く祝う気にはなれず、
今この瞬間も、「今日も避難を続ける」という「決断」の連続の結果、母子避難を今も続けています。
我が家にとっての最悪の中での最善を選択する苦渋の決断の日々が続いておりますが、皆様の心身両面からのお支えで避難を決断し続けることができています。
心から感謝を込めて…
本年も、引き続きどうぞよろしくお願い申し上げます。
原発賠償関西訴訟原告・
東日本大震災避難者の会 Thanks & Dream(サンドリ)代表
福島→大阪・子ども2人を連れて母子で国内避難中
森松明希子
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2024年1月18日(木)「ふつうの暮らし 避難の権利 つかもう安心の未来」裁判(原発賠償関西訴訟)
第44回口頭弁論期日@大阪地方裁判所(原告本人尋問)
http://sandori2014.blog.fc2.com/blog-entry-2904.html
※カレンダーに◎印をつけておいてくださいませm(__)m
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《2024年の裁判予定@原発賠償関西訴訟》
第44回…1月18日(木)10時
第45回…2月29日(木)10時
第46回…4月25日(木)10時
第47回…5月30日(木)10時
第48回…7月11日(木)10時
第49回…9月5日(木)10時
第50回…10月17日(木)10時
第51回…11月28日(木)10時